レバレッジと強制決済水準の確認

海外の業者の案内でまず目を引くのは、倍率の高さを示す数字です。同じ資金でより大きな取引ができるという意味ではありますが、その数字だけを見て口座を決めると足元が危うくなります。倍率と同じくらい、損失が膨らんだときに何が起きるのかを先に把握しておく必要があります。確認しておきたい項目を順に見ていきます。

倍率は上限であって設定値ではない

案内に出ている倍率は、その業者で使える上限を示したものです。実際に適用される値は、銘柄や口座の残高、保有している量によって段階的に下がる仕組みが一般的です。銘柄ごとに上限が別に決められていることもあり、通貨ペアと株価指数で同じ扱いになるとは限りません。指標の発表前後や週末の前に、一時的に上限が引き下げられる運用をしている業者もあります。上限の数字だけでなく、どの条件でどこまで下がるのかを一覧で確かめておきたいところです。

証拠金維持率の計算を確かめる

口座の余力を示す割合が、どの数式で計算されているのかは業者によって差があります。含み損を含めた資産で見るのか、保有量に対して必要な金額をどう置くのかで、同じ相場でも表示される数値が変わります。複数の建玉を持っているときの扱いも確認しておきたい部分です。反対方向の建玉を同時に持てるのか、その場合に必要な金額がどう計算されるのかは条件の中に書かれています。自分の進め方で余力がどう動くのかを、取引を始める前に一度あてはめて考えておくと安心です。

強制決済が働く水準と時間帯

余力が一定の水準を割ると、建玉が自動的に決済される仕組みが設けられています。何割で警告が出て、何割で決済されるのかは業者ごとに違います。注意したいのは、その水準に達したからといって必ずその価格で決済されるとは限らない点です。相場が急に飛んだ場面では、想定より不利な価格で処理されることがあります。市場の流動性が薄い時間帯や、週明けに価格が離れて始まったときは特に起こりやすく、損失が想定を超える可能性は残ります。

不足が出たときの扱いは業者ごとに違う

決済した結果、口座の資金を超える損失が出た場合の扱いも確認しておく項目です。不足分の支払いを求めない方針を掲げている業者もありますし、そうでない業者もあります。掲げていても、適用されない状況が条件に書かれていることがあります。どのような場合に例外となるのかまで読んでおかないと、後から話が合わなくなります。倍率の高さを検討するなら、この項目を必ず組み合わせて見ておくべきところです。

条件を事前に確かめる手立てを持つ

倍率、余力の計算、強制決済の水準、不足分の扱いを業者ごとに集めると、それだけで相当な作業になります。業者比較を専門に扱うタイアンブリッジでは、海外FX 業者とCFD、バイナリーオプションの提携先を対象に、審査を通った業者を希望に合わせて紹介しています。取引条件は業者ごとに異なるという前提のうえで見比べられるよう整えられており、紹介に費用はかかりません。専任の担当が付く形なので、分からない項目はその場で尋ねられます。条件の確認を先に済ませておくのは地味な作業ですが、想定外の損失を避けるための準備として確実に効いてきます。